ここでは円形脱毛症と漢方について、その効用を書いています。
![]() |
![]() |
![]() |
様々な病気と漢方
![]() ![]() |
円形脱毛症のご相談は、健勝堂薬局では、過去においても決して多くはありません。 しかし漢方で治療できる分野でありますし、実際にこの円形脱毛症で悩んでいる人は少なくないと思われますので、ここに書いておきます。 円形と書いてありますので、多くは見た目が10円ハゲと言われるような、ばらばらな円形の脱毛部分が出来てまいります。一つだけ出来たと言う人もあれば、最初は一つだけだったものが、だんだん広がっていき、しまいには頭髪がほとんどなくなってしまうものもあります。眉毛まで抜け落ちてしまったという話も聞きました。あるいは急に頭髪が抜け出してあっという間に頭髪がまばらになってしまったという話もあります。 原因は精神的ストレスから来るものが圧倒的に多いと想像されます。いわゆる自律神経失調症による障害ということになります。 ただ現代医学的には、まだはっきりとした原因ははっきりしておりません ●自律神経失調症 ●ホルモン異常(内分泌異常) ●免疫異常 などがあげられます。 漢方では、精神的ストレスによる自律神経失調症を治す目的の処方を中心に考えます。この場合多くはホルモン失調も兼ねていることが多いです。免疫関係も同時に影響しあうでしょう。と言いますのは漢方薬の場合は人間全体を見ての調整になりますので、相互に関係はあると思われます。さらに抑うつ感のある方には、抗うつ作用も重要な点になります。また毛髪も血行が良い方が発毛、育毛を促進することから、血行改善、お血(おけつ:いきいきと活動していない不良血、滞った血)の処理等も必要かもしれません。お子さんの場合は滅多にお血が問題になることはないように思います。 服用期間は割合時間がかかるのが普通で、大まかに言ってしまうと、数ヶ月から1年は見ていただかないと十分ではありません。 過去のご相談の中で手厳しい話がありました。 「早く効果が見られなかったら続ける価値がない・・・」と。 しかし実際に小さい毛が生えるのでも1ヶ月は様子は見るべきでしょう。 円形脱毛症以外では、どことなくに脱毛が多くなり、ややのぼせがちで、疲れやすいというタイプで頭髪が抜ける人もいます。 どのタイプにせよ、男女問わずになるときにはなります。最近は子供さんに非常に多いですね。 根気が必要ですが、お悩みの方は遠慮なく御相談ください。 2003年9月分 目次に戻る 漢方相談カードへ |
ホーム│サイトマップ│様々な病気と漢方│漢方相談カード│
自動煎じ器・土瓶│言葉で調べる│日記帳│ご注文・お支払い方法 | Q&A