ここではうつ状態、うつ(鬱)病や女性更年期障害、男性更年期におけるうつ状態に、漢方が有効である事を説明しています。
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様々な病気と漢方
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21世紀の幕開けが穏やかに始まり、まことにおめでとうございます。 新年早々ですが前回の『うつ状態と漢方』の続きになります。前回はどちらかというと見た目にもやせ型、低血圧で貧血気味のタイプの人が陥りやすい『うつ状態』を中心に書きました。陰と陽で言えば陰にあたります。 さて今回は陽に属するタイプの人について考えてみます。陽のタイプと言うと、元来の性格としては、明るく、活動的、社交的な人です。もちろん栄養状態も良く、どちらかと言えば肥満傾向にあります。このタイプの人は他の病気として、高血圧や糖尿病などを持っていることが多いものです。『えっ!こんな人がうつ状態になるの?』ときっと思われるでしょう。 でも実際にご相談を受けることがあります。元々エネルギーが充実しているタイプで、行動力も素晴らしそうに見えるのですが…。 あるとき急にふさぎこむようになってきた、気がついた時には以前とは別人みたいで会社にも行きたくないという感じにご家族の方が心配して、ご相談の電話がきた事もあります。 ひどく落ち込んでいる場合には、当薬局にも出てこられる事はありませんのでご家族のお話から、お薬を考えるよりしかたがありません。 それでも陰と陽のタイプの区別は比較的楽にできます。なにしろ先に述べたように、元来がエネルギッシュなタイプな人ですから、家族の方は一体全体どうしたんだろう、180度転換したようだ、人が変わったようだと大抵言われますので気がつきます。ただ慢性的に経過したものはお話だけでは判りにくいものです。 この陽性タイプのうつ状態の一つの特徴(陰のタイプにはあまり見られない)としては、上半身が充実充満していて、漢方的な表現ですが気の上衝(のぼせ、頭がぼーとする)がある場合があります。心悸亢進や不安感を伴う事もあります。何となく顔が赤い、耳やほほの部分が赤いなど身体の上部に熱症状が見られることがあります。陰のタイプにものぼせは見られますが、「冷えのぼせ」であったり全体的な体格や元来の性格に違いがあり区別がつきます。 あとは漢方薬を選んでいくわけですが、漢方薬はこのタイプにはこれと決まった処方があるわけではありません。人それぞれ体質によって考えていく事になります。また様子を見て内容を変える場合もよくありますので、ここから先は漢方の専門的な知識が必要になります。ご相談はお気軽にどうぞ 2001年1月分 目次へ戻る 漢方相談カードへ |
おまけ:特別ですよ。
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